オーダーは2000年11月23日。
フレーム納品は2001年4月2日。
フレーム:AMANDA製 450mmキャンピングフレーム
フロントディレイラー:SHIMANO XT
リアディレイラー:SHIMANO XT
クランク:SHIMANO XT 44-32-22T 165mm
シフトレバー:DURA ACE(ダウンチューブ直付け)
カセット:SHIMANO ULTEGRA 14-25T 9S
ハブ:SHIMANO ULTEGRA
リム:RITCHEY ROCK 450CE(と、ホイールに書いてありました)
スポーク:不明 13番
タイヤ:三つ星 TRIMLINE 700C×26C
ステム:日東UI-2 アヘッド 90mm or 110mm
ハンドル:日東ランドナーバー 390mm or 日東オールランダーバー
レバー:ダイアコンペ 型番不明(ワイヤ上抜け式)
ブレーキ:ダイアコンペ VC-2
サドル:ブルックス B.17
シートピラー:Grunge 型番不明
アマンダスポーツ
ビルダー:千葉洋三氏
〒114-0012
東京都北区田端新町1丁目11-18
TEL:03-3809-2477
AMANDA 20inch Foldingで、一件落着したかに思えた、私のツーリング車構想でしたが、このFoldingには、荷物が載せられないという、欠点を持っていました。
でもその分、振動減衰性に優れ、疲れ知らずという、他の何にも代え難い性能を持っているため、これはこれで実にすばらしい自転車であるといえるでしょう。
とはいえ、やはり何日もかけた長いツーリングには使えないというのもまた事実です。この20inch Foldingは、短時間で長距離を走ったり、軽装備でのツーリング、峠をメインとしたツーリングなどが似合っているのでしょう。
さて、それじゃ、長いツーリングではどうしたら? いろいろと考えました。そして、自分の要望をリストアップし、客観視することで、「いったい自分は何が欲しいのか?」というところから再構築を始めました。
ひとまずそれをふまえ、ツーリング車では実績の深い、「吉祥寺 東京サイクリングセンター」さん、「神田 アルプス」さんの二店へ出向き、いろいろとお話を伺いました。
しかし、どうも私にはピンと来ません。その原因は未だにわからないのですが、「何かが足りない」ような気がして、どうしてもオーダーには至りませんでした。
結局、そのリストを持ってAMANDAの千葉さんの元を訪れ、あれやこれやと相談をしているウチに、「やはり今回も千葉さんにお任せしよう」という決心が固まり、オーダーとなりました。
書き上げたリストの内容は以下の通りです。
これを見た千葉さん。「これはキャンピングフレームだね」の一言をきっかけに、出るわ出るわ、あらゆるアイデアが。話を聞いているウチに、こちらも乗ってしまい、最終的には以下の項目が追加・削除されました。
フレームを納品したのが4月2日。丸4ヶ月かかりました。しかしこの時点ですでに予算乏しく、パーツの組み付けに至ったのが4月末日。オーダーから完成まで、5ヶ月を要したこのツーリング車、どんなフレームになったのでしょうか。
見た目の大きな特徴として、スローピングフレーム、カンチ台座、だぼ穴、長く突き出たヘッド部…などが挙げられます。
ダウンチューブは1mm厚のバテッドらしいです。私、フレームチューブには詳しくないのでよくわかりませんが、かなりの肉厚のようです。
フレーム重量は2.95kg。3kg近い重量は、その堅牢さを物語っています。20kgくらいなら楽々積載できるかも?
ハイコラムもまた、特徴の一つになってます。そして今回も、ハンドルの高さは高めに指定してあります。20inch Foldingでは、ハンドルを一番高く上げるとFASTRUNNER GT(←これは私が勝手に命名)とほぼ同じ高さになりますが、FASTRUNNER GTは、現在一番下にハンドルを下げて同じ位置です。まだまだ高くできます。
20inch Foldingの方も、ハンドルピラーをもう少し長くしたいと思っています。最近、ずいぶんとポジションが変わり、アップライトになるようになってきました。ハンドルが低いと、首にも来ますしね。
念のために、アウタ受けが上にあるのはたまたまです。完成車ではちゃんと下に来ています。
エンドは、サンツアー製。なんだかずいぶんと調整幅があるように見えますね。これってやっぱり、「いつでも固定ギアに出来るよ」という千葉さんのメッセージ?
パッと見て、長いホイールベースに目がいくかと思います。実際、実物を目の前にすると、「(車体全体が)長い」という印象を持つと思います。フロントセンター、リアセンターともに長めです。ホイールベースは、実測で1035mmほど。ウチのcannondale R2000が945mm、SPECIALIZED STUMPJUMPER FSが1035mm、同じAMANDAの20inch Foldingが1020mmですから、ホイール径も鑑みると、かなり長いですね。
というのも、オーダーの際、「直進安定性重視、コーナリング性能は犠牲になってもいい」と言っていましたので、その結果がこれではないかと思います。700Cの大きなホイールと長いホイールベースが相まって、重い荷物にもふらつくことはないかも?
ブルックスのB.17という、スタンダードサドルです。
この皮サドルを自分のものにするには、訪れる洗礼を乗り越えなければならないのだそうです。というのもこのサドル、基本的にガチガチに硬く、一見サドルとして役に立たないように見えるんですが、長く乗り続けることで、自分のお尻の形に変形していき、実にフィットするようになるのだそうです。
ただし、それまでは痛い思いをせねばならず、しかも皮ですから、手入れもまめにしなくちゃなりません。自分としてはあんまり自信がないんですが、とにかく、ものになってくれたら手放せないサドルとなってくれるという言葉に惹かれての採用です。
組み付けをお願いしたサイクルショップよしださんの店員さんに、さんざんそのことでも脅されましたが、今のところ、お尻がひどい状態になっているわけでもなく、座り方のコツさえつかめば、何とかなってくれるかも? と思い始めています。(一安心)
ヘッド周りは、日東UI-2アヘッド+コラムアダプターを採用。これはサイクルショップよしださんのセレクトです。初めは、ノーマルステムの方がいいなと思っていたんですが、アヘッドにしておけば、コラムアダプターを残して抜くと、よけいな出っ張りが無くなるので、収納性が上がるかもしれません。
ダイアコンペのアウタ受け。そのままではコラムに入らず、削って取り付けていただきました。
アウタ受けとステムの間に入っているカーボンは、ただのハイコラムスペーサーです。最初、カーボンコラムかと思ってすごくびっくりしたんですが、こういうからくりでした。(笑)
クランクはXTの44-32-22Tを採用。ホローテック中空鍛造クランクアーム…という、大仰な名前が付いてます。MTB用なので、クランクがごつくて、妙にこのクランクだけが浮き上がって見えちゃうのがちと失敗です。カラーリングで見ると、LXやDeoreの方がいいかな? と思ったんですが、これらには165mmクランクが無いので見送りました。
ギア周りはMTBのパーツですから、かなりのローギアードです。インナー×ローでペダルを踏むと、5km/hくらいしか出ません。これなら、荷物の重量+激坂であってもなんとかなるかもしれません。トップギアはかなり犠牲にしています。元々私の考え方が、「踏めないようなギアはいらない」なので、問題にはなりません。
とりあえず、アウター×トップで、100回転くらいで踏むと、45km/hくらいは出るようです。上等々々。
リアディレイラーもXT。カセットスプロケットは14-25T。このクロスミッションはかなり強烈。14-15-16-17-18-19-21-23-25という組み合わせは、長い距離を走っているときにはかなり有利になってくれることでしょう。なにせ、疲れ果てた脚で、一枚ギアを動かしただけでガクッと重くなってしまっては、意欲も薄れて来ちゃいます。路面のアスファルトの抵抗の違い、風の微妙な違い、体力の残量、そういうものと相談しつつ、少しずつギアを変えていく。こういうノウハウもロングツーリングには必須です。
ブレーキはカンチブレーキです。ダイアコンペ製。カンチブレーキは、もう良いものがなかなか見つからなくなっているのだそうで、今回も、サイクルショップよしださんが妥協して見つけてくれたものを取り付けています。
とはいえ、想像していた以上によく止まってくれますね。引きも重いわけでなく、結構軽く握っても止まってくれます。ただ、絶対的な制動力は落ちるのかも…という印象は持っています。しかし、効き過ぎるブレーキもまた問題(以前、ブレーキングでジャックナイフ前転した経験あり。ブレーキング下手すぎ)でしょうから、難しいところですね。
握りは少々ぐにゃっとした感じ。カンチのワイヤリングをみても、遊びが多そうだし、これは致し方無しかな? このために、コントロール性についても多少見劣りしますが、まぁ、ハッキリ言っちゃえば、今の私がしっかりしたブレーキコントロールを身につけるのが先だろうという、大きな問題もありますね。(笑)
このカンチブレーキは、ワイヤの取り回しを簡単に取り外すことが出来るため、ハンドルごとごっそり取り替えることが出来ます。この利点に目を付け、ランドナーバーとオールランダーバーの両方を使えるようにしました。
シフターは、ダウンチューブ直付けのダブルレバーです。20inch Foldingのバーエンドコントローラー同様、DURA ACEです。
こいつは、インデックスで使うより、絶対フリクションです。その方が操作性もすごく軽いし、なんといっても「自分は今、ギアを変えているんだ」という実感をすごく味わえて、乗るのも楽しくなります。
なんて書いてますが、未だにチェンジの際「あれ、どっちに倒すんだっけ?」と頭でいちいち考えながらチェンジしているのが現状だったりします。さんざん考えたあげくにチェンジして、「ああっ、間違えたっ!」と、坂道でシフトアップしたりして、どーしよーもありません。(笑)
でも、やっぱり面白いですね。STIだって、否定はしませんが、あれはやっぱりレースの世界で育っていくものなのかな〜なんて思います。ツーリングはもっと、こういうシフト操作一つとってみても、のんびり、楽しくいくのが私のやり方です。
ブレーキレバーは、20inchでも使用している、ダイアコンペ製の、ワイヤ上抜けタイプです。人の話では、こういうレバーをフーデッドレバーというらしいですね。
今回、このレバーにしたのは、ワイヤが抜けることで、ハンドルがフリーになる利点もあるんですが、それよりなにより、このレバーの握り部分が、細めで私の手にぴったり合うんです。
どうもシマノのSTIはどれもこれも握りが太いと思いませんか? 私だけかな。(^^; なんとなく、外国選手の大きな手に合わせて設計されているような気がしちゃうんですよ。
どこを握っても、しっかり指がからみつく…そんな印象です。もし、この製品無くなっちゃったら、ショックでかいなぁ。買いだめしておこうかな…。なんて気にさせるくらいのお気に入りです。
ちょっとあおりすぎてわかりにくい画像になっちゃいましたが、泥よけが付きました。
見ての通り、フルガードの泥よけです。
フルガードには、今回こだわりました。これは私の性格に因るところが大きいかと思います。
その一番の理由というのは、雨の時ではなく、雨が上がった後の泥はねが気になるからです。
降っている間は、雨具を着ないとなりませんから、そんなに泥はねは気にならないんですが、雨が上がった後に、泥はねが気になって雨具を脱げない状態が続くのがイヤなんです。それに、雨上がりの泥はねはタチが悪い。後輪が跳ね上げた砂利や泥がフロントディレイラーに付くと、「ひぃぃぃ」ってな気分になります。(^^;(神経質かなぁ) それに自転車は汗をかく乗り物ですから、本音を言えば、雨が降っていたって雨具は着たくありません。最近では通気性が良い雨具もありますが、どんなに通気性が良くても限界というものがあります。なので、
「降っている間はしょうがないけど、上がったらさっさと脱ぎたい」
わけです。これを実現させるための、フルガード泥よけなのです。
しかし、どうも話によると、700C用の泥よけというのは、あまりラインアップが豊富ではなく、付けられるものは限られているのだとか…。そこで今回AMANDA千葉さんにセレクトしてもらった泥よけは、メーカー不明、実用車向けのものという、ちょっとどこの馬の骨ともわからないものではありますが、材質はかなり柔らかいプラスチック製で、くにゃくにゃ曲がります。(ちょっと言い過ぎか) そのため、輪行時などに変な方向に曲げられても、癖が付くことなく、また、良く曲がるので、輪行時にこれがフレームに当たっていても、傷など付きにくいのではないかと思います。
今回、AMANDAさんで、これを取り外ししやすいように加工していただきました。
フロントは、今後、フォーク抜きをメインとした輪行になると思うので、付けっぱなしに出来ると思われますが、リアはどうしてもタイヤを外さないとならない都合上、取り外しの機会が増えるでしょうね。現在、取り外しは、アーレンキーとプラスドライバー(または8mmのボックスレンチ)を使用しますが、ボルトを変えて、アーレンキーのみで取り外し出来るようにしたいです。
または、途中で切断して、分割構造にしても良いかな? なんて思いますが、上手くやらないとダメにしてしまいそうなので、この辺はもっとよく考えてみようと思っています。
当初、泥よけだけを見ていた限りでは、「これが付いたら野暮ったく見えちゃうんだろうな〜」なんて思っていましたが、どうですか? 結構それなりに雰囲気が出てますよね?(^^;
なんと言いましょうか。トラッドな雰囲気とでも言うのかなぁ?(親ばか?)
意外と、フレームの黒と泥よけのシルバー、似合いますよね、ね?(しつこい?)
この自転車には、当初からハンドルの入れ替えを意識したパーツアセンブルでやってきました。その日の気分で、ドロップハンドルにしたり、オールランダーバーにしたり、またはブルホーンでも行けそうです。
また、持っていけるのなら、ツーリング先でもフィールドに合わせて入れ替えたりもできます。入れ替える時間も5分程度です。
この方法を初めて見たのが、神田にあるアルプスさんのランドナー。初めて見たときは、「これは面白い!」って思いましたね。
そんなわけで、今度の自転車には絶対この方法を取り入れてやる〜と、性能の落ちる(らしい)カンチブレーキなんかも採用してきたのです。
ハンドルは、今のところランドナーバーとオールランダーバーの2種類を用意していますが、この他にも、ブルホーンバーやマースバーなんかも試してみたいですね。
さて、入れ替えの方法ですが、至って簡単。カンチブレーキに引っかかっているちどりというパーツを外し、アウタ受けからワイヤを外し、後はハンドルを外す。これだけ。取り付けはこの逆で、入れ替え完了までは5分程度。(言葉だとわかりにくいんですが、本当に簡単!)
オールランダーバーがついたFASTRUNNER GT、ランドナーバーの時と見比べてみると、ずいぶんと印象が変わるものですね。それにしても、意外とオシャレに見えるオールランダーバー、結構良いかもしれません。ステムはランドナーバーよりも20mm長い、110mmを使用しています。
ハンドル幅は、ノーマルでおよそ530mm。MTBのバーと違い、標準で結構短めです。バーエンドをカットしなくても、このまま行けそうです。
ハンドルの高さは、ランドナーバーの時よりも高めにしています。深い意味はありません。ただ何となく。(^^; でも、この高さがまた平和を呼び、のんびり走るにはなかなか良いかもしれません。
ただ、姿勢が立ち気味になるとどうしても、お尻に荷重がかかってしまいます。この辺は悩みの種ですね。サドルが馴染んでくれたら、こういう心配もなくなるかなぁ?
ブレーキレバーは、DIATECH mx2(とレバーに書いてあります)です。ノーマルブレーキとVブレーキとの、レバー比の切り替えが出来て、やる気になれば、このままVブレーキ仕様にも出来ます。
いろいろ試してみたいと思っているハンドルバーですが、今回は、「マースバー」というドロップバーを購入してみました。日東製です。
要するに、普通のドロップハンドルです。ランドナーバーに比べ、
という違いがあります。まぁ、ありていに言ってしまえば、ランドナーバーの形状が特殊なだけで、こちらは至って普通の形状です。
普通、ドロップハンドルというものは、ブレーキワイヤや、シフトワイヤをハンドルに沿わせて、その上からバーテープを巻きます。これですと、ワイヤの分、出っ張ってしまうのですが、最近のロード用ドロップは、その状態でバーが丸くなるよう、ワイヤ類をハンドルに埋め込むような感じで沿わせるへこみがあります。
ところが、ランドナーバーもマースバーもそういうへこみはありません。元から、ブレーキレバーはシマノのSTIとかを使わず、今回使っているような、ワイヤが上に抜けているフーデッドタイプを使うことを前提としているようです。もちろん、シフトレバーも…ですね。
ブレーキブラケット部は、見ての通りハンドル幅とほぼ同じですから、上りでは有利でしょう。
ショルダー部(クランプ部から、リーチ先端までの部分)の曲がり具合は、cannondale R2000で使用しているモドロと違い、曲がりがきつめです。結構好みの曲がり方です。
リーチの曲がり具合はこんな感じ。リーチ上部の落ち込みがとても緩く、ブラケット部から一気にグルッと180度反転する、きれいなカーブでバーエンドへ向かっています。ドロップ部の曲がりはそれほど深くなく、浅曲がりの種類に入るかな?
これがショートリーチバーなどですと、リーチの始まりからいきなりガクッと落ち込みが始まってしまうため、私の手に合わなくて、すぐに手のひらが痛くなってしまうという不具合があったのですが、これなら、ランドナーバーに近い形状のため、期待できそうです。
実際に走ってみて、ランドナーバーとどう違うか。これはとても難しく、そして面白い違いだな…というのが率直なところです。
これは以前でも20inch Foldingで述べていることですが、ランドナーバーでは、勢いよく、ガンガン踏んで上るスタイルの人には、全然合いません。上りでよく使うであろう、ブラケット部がとても狭いため、上りのダンシングでハンドルを振って…という上り方は全然力が入らないのです。
しかしこの狭いブラケット部は、平地をある程度のペースで走るとき、とても心地よいポジションとなってくれます。また、上りであっても、ゆっくり上っていく場合には、私はたいていハンドルクランプ部に近いところを握るため、ブラケット部の狭さは関係なくなってきます。
つまり、ランドナーバーにはランドナーバーらしい走り方があるわけです。
このランドナーバーでしばらくあちこちを走った後に、マースバーに変え、ちょっと上りで振ってみたところ…
「なんだこりゃ、すっげぇ上れる!!!」
という印象でした。 そりゃもう、面白いようにするすると坂を上って行っちゃいます。
たぶん、振れない自転車で上りを体験しているウチに、それほど振らなくても上る術を覚えたのかもしれない…とか、思うわけですよ。そこで振りやすいマースバーにしてみる。振れるからガンガン踏める。こういう図式が成り立っているのかなぁ…と。
いい加減な推理ですが、でも、ランドナーバーにした当時、すごく上りにくかったのが、いつの間にかその辺のことを感じなくなってきたのは確かなんです。ランドナーバーって、フォームの矯正には良いのかも?
しばらくは、両方入れ替えて走ってみて、どちらをメインで行くか決めようと思います。とはいえ、入れ替えは本当に容易ですから、そんなこと別に決めなくても良いんですけどね。(^^;
しかし、ショルダー部が肩幅に近いくらいの幅広ハンドル(恐らく450mmくらい)にすれば、この問題は一気に解決してしまうかもしれません。これはいずれ試してみたいですね。
実は当初はランドナーが欲しくて貯金を始めました。そしてある程度資金が何とかなって、仕様をあれこれと考え始めた頃、
「ある程度目的がハッキリしているのなら、ランドナーにこだわらなくても良いのではないか」
と、考えが変わるようになってきました。そして、以前から欲しかった、ダイヤモンドフレームの20インチミニベロへと気持ちが傾いて行くのには、それほど時間はかかりませんでした。そしてなんと言ってもRALEIGH RSW SPECIALとの出会いが衝撃的でした。なにせ、欲しいと思っていた自転車の条件のほとんどを網羅しているんですから。
タイヤの小さなミニベロは、工夫すれば荷物積載の重心を下げることが出来、また、輪行もコンパクトにすることが出来ます。(あくまでも比較の問題で、折り畳み自転車程小さくなるわけではありませんが)
フロントキャリアの位置もグッと下がるので、適当なバスケットを固定すればお買い物自転車にもなってくれます。キャリアがありますから、それなりの重量にも耐えてくれます。
後ろ周りも、タイヤが小さい分、広い空間を確保でき、大きなサドルバッグを提げてもタイヤに触ることはありません。
そしてこれをオーダーで作ろうと考えていたのですが、いろいろとトラブルがあって、モチベーションが下がってしまい、予算の関係も合わせて、市販車で行くことに決めました。(これまでの、ブログで書いたあれこれはこちらに)
この自転車は、私が常々考えてきた理想の自転車に、市販車で一番近い存在でした。それは、
等によります。
これにオリジナルの前後キャリアを付け、デモンターブル化すれば、もう完成と言ってもいいでしょう。ま、それが一番難しいことなので、それはずっと後日に回すとして、今はとにかく乗ってみたい。そんな思いが強くなってきてしまいました。
そして妻用にと考えていた700CスポルティーフのラインアップがRALEIGHにあったのも、気持ちを大きく揺さぶりました。見た目は違うけれども、同じコンセプトで作られた、同じメーカーの自転車。二人でお揃いの自転車に乗るというのはBD-1で叶えたけれども、こういうのも面白い。この2台でいつかツーリングなんぞをしてみたい。
なんてことを想像していたらもう、これしか選べなくなっていたのが本当です。(^^;
メーカーサイトRALEIGH JAPAN
フレームサイズ | 500mm |
基本重量 | 11.3kg |
総重量 | 11.7kg |
フレーム | オールクロモリ ミッドサイズ ダブルバテッド TIG溶接フレーム |
フォーク | クロモリ スクェアフォーククラウン 1”スレッド |
ヘッドセット | (CH) CH-907JN マイクロアジャスト 1”スレッド カートリッジベアリング |
BBセット | (SHIMANO) BB-ES25 OCTALINK 68-113mm |
ハンドルバー | (HL) DR-AL-10 アルミ マースドロップ 410mm |
ハンドルステム | (HL) HE-CR80D-2 アルミ 100mm シルバー |
バーテープ | ポリウレタン ブラウン アルミエンドキャップ |
ブレーキ | (SHIMANO) 105 BR-R550 シクロクロス カンティ |
ブレーキレバー | (SHIMANO) BL-R400 エアロブレーキレバー |
セーフレバー | (TEKTRO) RL-570 トップマウントレバー |
ギアクランク | (SUGINO) RD-5000D OCTALINK 53-39T×170mm |
チェン | (SHIMANO) CN-HG53 スーパーナロー HG |
カセットギア | (SHIMANO) CS-HG50-9 11-25T 9段 HG |
ペダル | (WELLGO) LU-962 フルアルミ コンパクトモデル |
リアメカ | (SHIMANO) SORA RD-3400-SS |
フロントメカ | (SHIMANO) SORA FD-3400 径28.6 |
シフトレバー | (SHIMANO) DURA-ACE SL-7700 9段×フリクション ダウンチューブシフター |
ハブ | (SHIMANO) 2200 HB-2200/FH-2200 32H 8/9段フリーハブ 100×130 SFQR |
スポーク | 14G ステンレス |
リム | (ALEX) DA-16 20H/E セミエアロ シルバー 32H |
タイヤ | (KENDA) 20×1.25 KWEST セミスリック |
サドル | (BROOKS) B-17 STD ハニーブラウン ナチュラルタンニング |
シートポスト | (HL) MICROSET 27.2×300 アルミ鍛造 |
フェンダー | アルミ フレーム同色(後部ホワイト)塗装 ステンレスステー |
その他 | ベル、リフレクターセット |
というわけで、2008年1月19日に納車しました。まだ数百mしか乗ってませんが、第一印象ということでざっと紹介。
見た目が好き。ダイヤモンドフレームの20インチミニベロは何故か好きなんですよね。
フロントディレイラーはSORAです。まぁ、これでも十分です。レースやるわけでもありませんし、しっかり変速さえ出来ればそれでいいのです。
そして、ちゃんとディレイラーがオフセットされています。ニクイ細工ですね〜。
クランクは、購入時に105のコンパクトクランクに変更してもらいました。歯数は50T×34T。クランク長は165mm。グレードはTiagraでも良かったのですが、この時期流通が安定してなく、入荷は1ヶ月後と言われてしまい、そんじゃ納期の早い105でもいいかなと。
それよりBBがもの凄かった。なんと言えば良いのか、ごっついです。気が向いたら画像載せます。
リアディレイラーもSORAです。9S。十分。歯数は11T×25T。インナーローは34T×25Tで、過去に所有していたAMANDAよりもロー側は若干ハイギヤではありますが、まぁ、なんとかなるでしょ。
シマノのカンチブレーキです。AMANDA 700Cをオーダーした時はこの製品は無かったんですよね。いやぁ良い時代になったもんです。
効きは十分です。まだアタリが出てない状態ではありますが、十分に止まってくれます。AMANDA 700Cもこれに変えちゃおうかなぁ。
後ろ側の泥よけです。Raleighのロゴがかっちょええでしょ。
ん〜、悪くな〜い。
日東M-12というフロントキャリア。日東ですから、作りはホンモノです。これに、いかにしてフロントバッグを固定するか。それがこれからのテーマとなります。
本来ならギドネットレバーあたりを付けたい所なのですが、現在天然記念物に指定しても良いくらい、モノがない。ということで、このブレーキなのでしょう。ま、これもアリっちゃアリです。ちょっと位置が好みでないので再調整してレバーをもっと下に向けました。これにより、リクセンカウルのアタッチメント+バッグでも、レバーが触らなくなりました。(^_^)v
サドルは革サドルです。あんまり市販車で革サドルを採用している車種って見ないですね。それだけ、このRSWはこだわりの製品なのではないかと思うのです。
WレバーはDURA ACE。ふふふ。位置は悪くないです。むしろAMANDA 700Cのレバーの位置の方が下気味で、こちらの方が合ってるかも?
ミニベロはタイヤが小さい分、積載能力に優れています。もちろん、載れば良いってモノでもありませんが、あれこれ工夫をしなくてもある程度までの荷物が載ってしまうのは大変お気楽です。
今回のRSWでは、その辺を見越しての購入でした。今回のバリエーションはあくまでも一例で、まだまだ工夫の余地はあります。私が考えているのはこれだけではありませんが、ある程度から先は、かなりの大掛かりな変更が必要となってくるので、それは後々として、ひとまず、ちょっとやっただけでもこれだけの積載能力があるんだということでご覧下さい。
フロントにオーストリッチF702。リアにリクセンカウルのデイパックボックス。
日帰りならこの程度でもOKでしょう。前には貴重品やらカメラやらタオル、その他諸々を入れ、リアにはリペアパーツ、工具、雨具などを入れる。フロントバッグはかなり低い位置にあり、低重心化に役立っています。
フロントにオーストリッチF702と、リクセンカウルのデイパックボックス、リアにリクセンカウルのショッパー。夢のフロントバッグ2階建て構想。
ちょっと大げさですかね。(^_^; リアは別にショッパーじゃ無くてもいいかな。でも、これくらい下に垂れ下がるタイプなら、やっぱり重心が下がっていいかもしれません。(いやしかし、バッグ自体が柔らかく垂れ下がっているので、ダンシングなどで荷物が揺れて走行が安定しなくなるかも?)
フロントに、リクセンカウルのショッパーコンフォートミニ。リアにリクセンカウルのショッパー。
前後6kgくらい載せられるので、12kgくらいまでのお買い物ができます。AMANDA 20インチと違い、重量に強いフレームなので、心配なく運べる…かも?(^_^;
フロントのバッグが強く傾斜しているのは、水平にしてしまうとブレーキレバーと干渉してしまうからです。これで相当重心が上がってしまっているのはちょっと頂けませんね。
理想としては、フロントのショッパーの底面は、フロントキャリアに着いていて欲しいのですが、それには、ヘッドチューブにアタッチメントを付けないとならず、それを実現するには溶接しか手がありません。嘘、無いことはないんですが、これは後々試してみたいなと思っています。これが実現出来れば、米10kgも買って帰ることが可能になるかも?(しかし多分、そうするとハンドルが切れなくなりそうだなぁ)
購入時に日東M-12というフロントキャリアを付けました。ここにはライト取り付け用のダボ穴が空いています。当然ライトはここに付けるしか無い。
てことで、バッテリーライト台座を固定する、「パナソニック ホークアタッチメント「BFD1118」」というものを買いました。
ところが、これに付いているボルトと、キャリアのダボ穴の径が合わない。このままでは付けられません。そこで近所の島忠Home'sにて、何か良いものが無いかと探してみた所、Uボルトプレートというものを見つけました。
あとはしばらく走って、ゆるみが出ないか、光軸がずれないかをチェックする必要がありますね。
下記、車種別リンクから、お好みの車種を選んでご覧ください。
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いっとくHome Page!(本家)
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いっとくの戯言書庫(ブログ)
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タイヤ周長一覧(実測値)
STRiDA LT (Primo Comet 16inch 1.35 HE 37-305) : 未計測
Raleigh RSW Special (Primo comet 20inch 1.35 HE 37-406) : 1450mm
BROMPTON S2L (SCHWALBE KOJAK 16inch 1 1/4 WO 32-349) : 1280mm
■ 竹本昌之 [おー、渋いですね。ミニベロ+堀ゾンタルフレームの構成だと、ヘッドチューブが長くなるのがいいですね。その点が好き。]
■ いっとく [いいでしょ?。(⌒∀⌒) 次回はバッグ取付編ですぞ。]
■ たかしょう [「ラレーのミニベロはかなり気合が入っているから、お買い得だよ」って聞いてましたが、いいですね?]
■ 小十郎 [うーん、あちこちにこだわりが見える作りのミニベロですね、いつか実車を拝見したいですが、まずは色々レポートを楽しみにし..]
■ いっとく [>たかしょうさま え〜、かなり気合いが入っていると思います。これを立案した人にぜひともお会いしたい感じ。(実は購入..]