Panasonic Lyrebird EBは、通勤用に購入した、電動アシスト自転車。購入は2006年08月26日。
この頃は、通勤に荒川河川敷を利用して、片道27kmくらいを走っていました。が、やっぱりこの距離は長くて、しかも荒川は風が強いことが多いのです。向かい風の時と、追い風の時の時間差が、1時間もあるので、丁度いい時間に職場に着くように家を出る時間を調整するのがとても難しかったんですね。
風が強くても、同じペースで走れる自転車があると便利だな。ということをきっかけに、導入を検討してきました。
そんな事を考えていたある日、街でとてもオシャレな電動アシスト自転車を見つけました。帰宅後にすぐに検索。そして見つけたのが、Panasonic Lyrebird EBです。その日から、買うならこれしかないな。と考えていたのですが、やはり電動アシスト自転車は高い。いやぁ、これは無理だなぁと思っていた矢先、妻から購入GOサインが出て、決断に至りました。
ここでのレビューは、書き下ろしではなく、過去のブログから主なものを抜き出して紹介する形にしたいと思います。
自転車のカテゴリーで書くのは久しぶり。
ということで、いつもお世話になっている「サイクルショップよしだ」さんで納車して来ました。
画像等は明日以降上げますが、ちょっとだけ(数百m位)乗ってみた印象など。
こぎだしの軽さは、当たり前ですが、とっても軽いです。ポンッと何かにはじき出されたような感じは、慣れたら普通の自転車には戻れないかも?
ポジションは相当立ってます。まぁでも、アシストですからあんまり風の影響は受けないでしょう。でも、いずれは帰りにバッテリー切れで風と闘わないとならない時が来るでしょうから、ポジションはやっぱりちゃんと煮詰めておきたいかな。
ということで、ドロップハンドルにしてみたい。ブレーキがVブレーキなので、いろいろと問題は出てくるでしょうけれど、きっとこいつにはドロップハンドルが似合うはず。たぶん。
さて、明日は調整のためにちょっとだけ走ってみよう〜。
自転車は運動強度を加減出来るから、有酸素運動にはもってこい。
なんてことをよく聞きますが、まぁ、理論的には確かにそうかもしれません。
でも、実際にはどうでしょうか。私の場合は、今、通勤時間帯しか自転車に乗る時間が無いわけなのですが、こういう場合、運動強度を考えて…なんてやっていたら遅刻してしまう時があります。それは風向きに左右されますので、何時に家を出れば良いのかという判断がなかなか難しく、早く出るに越したことは無いけれど、早過ぎても時間の無駄なのです。
普段、会社まではだいたい1時間20分くらい。電車で行っても1時間10分くらいですから、だいたい同じくらいの時間に出られるわけなのですが、自転車にはパンクというトラブルが付いて回ります。ま、パンクなどトラブルのウチには入りませんが、時間が取られるのは確かです。その余裕もみて、プラス20分。会社に着いてから着替えたりしたいからプラス20分。
結局2時間を見とかないとなりません。
結構な時間です。さらにこの時間を守るためには、時速20km/h前後を守らないとなりません。家を出て、すぐに向かい風と分かったときは焦ります。このために運動強度はがんがん上がります。朝っぱらから無酸素運動バリバリです。
行きも帰りも当然早く着きたいのですが、自分に力が無い以上、無理をする以外に方法がありません。
そうして帰ってくるともうバテバテ。翌朝の自転車通勤も考えてしまいます。
こういうことだけでなく、いろいろな事情があるでしょう。サイクリングイベントだって、基本的にはみんな遅い人に合わせてくれる優しさがありますが、それもまた、慣れない人には焦りを生みかねません。気を使ってくれることがまた、高負荷の原因になることもあるでしょう。
常に自分のペースで行ける…なんてことは、実はそれほど多くはないのかもしれません。
特に自転車通勤は、出来るだけ同じペースで、そして時間が読めて、焦ることもなく、運動強度を上げなくてもいいのが理想です。そんな方法ってあるでしょうか。
あります。
それが、電動アシスト自転車なのです。ええもう。
ということで、ライアバードEBです。(w
こいつは以前、街中で見かけて以来「あんなスタイルのアシスト自転車なんてあるんだぁ」と、常に気にはなっていました。
まぁ、基本ママチャリの部品流用ですから、恥ずかしいデザインのチェーンカバー、巻き込み防止なのか、泥はね防止なのか…のプラスチックカバーとかは、この際致し方なし。ライトがバッテリーからの電源供給ではなく、ハブダイナモなのもまぁいいでしょう。必要とは思えないフロントサスペンションにサスピラーはどうにかして欲しかったけど、商品価値を上げるにはアリだったのかな。ハブがクイックリリースではないので、パンク修理がちょっと面倒。とりあえずホイールが外せるよう、スパナは常備かなぁ?
大きなライトと通勤では必須の泥よけ。ゆったりしたポジションはGoodですね。(でもきっとドロップハンドルにしちゃうかもしれない)
こいつで向かい風でもすいすい走れれば、運動強度を上げることも無く、時間通りに会社へ到着。
追い風のときはアシストをオフにして、風に自転車をゆだねて帰ってくるのもよし。
そう、もう風を怖がらなくても良くなったわけです。
ペースを守りつつ、でも強度を上げず、往復2時間以上自転車に乗って脚を回していれば、アシスト付きだってそれなりの運動量になるはず。かといってヘロヘロにならないから毎日通勤できる。風が怖くないから、朝、憂鬱にもならない。
電動アシスト自転車は、これまで正直バカにしていました。
でも、昔と比べて確実に落ちている体力をサポートしてくれるし、体力を気にしないでいろんな所へ出掛けられるチャンスを与えてくれると言う点では、最高の相棒と言えるのかなぁと思います。
こいつでしばらく走って体力を戻して、そうしたら妻にこれに乗ってもらって、峠を走ってみたいですね。
てことで、晴れの予報が出た今日、ライアバードEBで通勤してみました。
先に結論を書きますと、
「楽ではあるけれど、想像していたほどのアシスト力は無かったなぁ」
となりましょうか。
時速20km/hをキープ出来るかと思いきや、その速度域はほとんどアシストされないようで、結局アシストを切っているのと負荷は変わらない印象です。
いや実はまだメーターを付けていないので、速度に関しては体感です。もう少し検証する必要がありますが。
往路ではいろいろ試してみて、楽に走るための条件を探してみました。結論ではありませんが、印象として
「時速15km/h程度をキープして、ギアは一番重くしてだらだら走り」
言い換えると、
「ギアは一番重くしてだらだら走り。これでだいたい15km/hがキープされる」
が、一番アシストの恩恵を受けるみたいです。アシストされている間は、ギアは軽くしない方が逆に良いようです。一応ギアは7速ありますが、あれはバッテリーが切れるとか、バッテリー温存のためにわざと切って走る時用と割り切った方がいいでしょう。
今日はいつもよりも5分以上早めに出たのに、到着時間はいつもより遅いくらいでした。
つまり、平均速度は全然上がっていないわけです。速度を上げるとアシスト力が落ち、運動強度が上がってしまうので、速度は落とさざるを得ません。
また、よく言われているペダル回転数90rpmを守ろうとギアを落としていくと、速度は低くてもアシストされている感じはあまりしません。これは恐らく、電動アシスト自転車には踏力センサーというのが付いていて、速度と踏力によってアシスト量を調整していますから、「速度は低く、踏力は高く」が一番アシストされるわけです。そのために、回転を上げる=踏力が下がることで、アシスト力が落ちていくのかもしれません。
あくまでも感覚の話であり、実際にはしっかりとアシストされているのかもしれませんが…。
まぁ要するに、条件がキツくなって行けば行くほど、アシストの恩恵を受けられますから、帰りの向かい風なんて時はありがたいのは間違いの無い事実です。
平地を楽に進むというよりは、「全行程の中で、辛い箇所は極力無くしていく」というのが、電動アシスト自転車の存在意義なのでしょう。
実際、土手の上り坂なんかはトップギアですいすい上って行っちゃいますし、平地でもトップギアでだらだら走っているとホントに楽です。
今後は、平均時速15km/hというのを軸に時間計算をして、家を出る時間を決めて行けばいいのかな。
やっぱり20km/h以上出そうとすると、ただの「22kg以上ある自転車」になってしまいますから、ライアバードの特徴を最大に生かすならば、飛ばさないが吉。
久しぶりの自転車通勤な上に、それなりの天気でありながら、へばらない上に汗ダラにならなかったのですから、陰ながら支えられていたわけですね。頼もしい。
まず、最初に違和感を感じたのが踏力センサー。アシストしているときはあんまり感じませんが、アシストしていない時に踏み込むと、ぐぐっとペダルが沈み込む感覚があります。チェーンがゴムになったのかよ!と突っ込みたくなるような感じ。これって上りなんかではそれなりにパワーをロスしそうです。まぁ、アシスト自転車ですから、上りでノンアシストという条件は考えなくてもいいのかも。
アシストONの時の停車時。ペダルに足を乗せていると、こぎ出そうとしているのと勘違いをして、偉い力で前に押し出されます。危険。停車時はアシストを切るか、ペダルには足を乗せないようにしないと危ないです。
同様に、曲がり角の手前で停止して、ハンドルを切りながら走り出そうとするといきなり走り出すので、これも慣れが必要です。下手すりゃ転けます。
今後はいろいろ改造しようかなとか思ってましたが、少なくとも駆動系に関してはこのままでも十分行ける印象です。ただし、ドロップハンドルにしようとするとあれこれ変えていかなくちゃなりませんが…。
ブレーキだけは交換したいかな。ブレーキアーチ(という名前は正確かな?)がとても弱くて、ブレーキを最大に遠くしても、レバーを握るとハンドルバーにレバーエンドが付いちゃうくらいにグニャグニャ。
XTあたりがいいかもしれませんが、まぁ、もうちょっとグレードは低くてもいいかも。
ということで、昨日一日50kmほどを走ってみたので、もうちょっとなんか書いてみましょう。
予想通りバッテリーは途中で無くなりました。正確な距離はわかりませんが、恐らく残り3〜4kmというところでしょうか。
カタログ値で38kmほどアシストするという事でした。走行中は時々アシストを切ったりもしていましたが、計算上8kmくらい多く走ってくれたことになります。
でもまぁ、やっぱり足りませんね。特にラスト数kmですから、一番堪えるシーンです。
バッテリーを追加購入して常にスペアを持ち歩くか、充電器を追加購入して職場に置いておくか…。
バッテリーの事を考えたら、2基所有して、無くなったら入れ替えるようにした方がいいですね。充電器だと追加充電を毎日する事になりますし、その分寿命がじゃんじゃん短くなっていくわけですから。
ただし、サブバッテリーはとても高い。定価で2万円以上もします。
まぁ、とりあえずこの話は置いといて。
さて、他にですが、やっぱりポジションが合わない。というか、非常に立ち姿勢なので、お尻への加重がキツい。久しぶりの自転車通勤というのもありますが、お尻が痛くなりました。
ドロップハンドルにするにはいろいろと難しい問題が多いので、ひとまずバーハンドル+エンドバーの組み合わせでやってみたいなと。これならわずかの出費で済みますしね。
今年に入ってたったの2回目の自転車通勤。当然体は鈍りまくっていて、アシスト付きでもそれなりに疲れました。でも、疲れてペースが落ちてきた時、独特のモーター音とともにぐいぐいと引っぱってくれる頼もしさは、実にありがたいですね。買って良かったと思える瞬間です。
結局の所、かかる時間はそれなりに増えていますが、アシスト無しだったらという事を考えると、また脚がつるか、もっともっと時間がかかっていたか…で、結局また電車通勤…でしょうから、それなりの恩恵は受けているのでしょう。
でもこれに甘え続けていてもいけません。
バッテリーの追加という欲求はありますが、当面、通勤ではバッテリーは一つで行きます。そして、バッテリーが無くならないように、所々でアシストを切って走ります。バッテリーは日ごとに容量が減っていくものですが、それに合わせるようにして自走する距離を伸ばしていきます。
カタログでは2年程度で容量は半分程度に減っていくそうです。つまりは現在の片道分は自走しないとなりません。まぁ来年も同じ職場に居るかどうかは怪しいものですが、そういう心づもりで今後体を戻していければなぁと。
というような計画は過去からずっと書いてきてますが、どれも成功した試し無し。
でも今回はアシストという味方が居ますから、なんとかなるかな?(どうかな)
いつかこいつで麦草復活したいなぁ。
集団の中に一人電動アシストが居れば、それなりのサポートができますよね。誰かが遅れていて来ないとか、上りをまた引き返さなければならないような状況でも、進んで引き受ける事が出来ますし。
いつもはペースを守るために一人で先に行ってしまう私ですが、こいつとならみんなで一緒に上りきる事ができそうな気がします。
とりあえずこっそりと行ってみたりしたいところ。
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タイヤ周長一覧(実測値)
STRiDA LT (Primo Comet 16inch 1.35 HE 37-305) : 未計測
Raleigh RSW Special (Primo comet 20inch 1.35 HE 37-406) : 1450mm
BROMPTON S2L (SCHWALBE KOJAK 16inch 1 1/4 WO 32-349) : 1280mm