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2000年03月25日(Sat)

[ツーレポ] 「奥多摩サイクリング」with AMANDA 20inch Folding

道すがらで1枚

はじめに。

 次はどこを走ろうか…。そう思って地図を眺めていたところ、そういえばしゅなみさんが奥多摩を勧めていたことがあったなぁ…と思い出し、早速地図とMapFanにてルートの選定に入りました。

 前回の道志みちは結構きつかったので、今回は距離を短めにしてみました。少しは上りが楽しめるはず…?

今回のルート

 武蔵五日市駅から都道33号上野原五日市線→都道川野上川乗線→奥多摩周遊道路→檜原都民の森→奥多摩湖→国道411号線→奥多摩駅(およそ60km)

 勾配などは当然地図からはわかりませんが、見た目のつづら折れの道は、それなりのキツさを物語っています。きっと上り甲斐があるでしょう。

 今回は、千葉ツーリング以来の河Kさん、新しく購入したロードを駆っての伯爵さんとの3人での同行となりました。

トホホのスタート

 午前5時過ぎに家を出る。今回、最寄り駅からスタートの武蔵五日市駅までは、駅−駅で丸2時間かかるため、余裕を持って家を出たのだけど、バス停に着くと、間抜けなことに始発が6時過ぎ。いきなり出足からつまずく。泣く泣く夜もあけていない道を、自転車を担ぎながら20分歩く羽目になる。トホホ…。

 5時40分の東西線で中野へ。そして立川、拝島を経て、7時35分、いよいよ武蔵五日市駅へ。

 ホームに降り立つと、隣の車両から河Kさんと伯爵さんが。なんだ、同じ電車だったの?(^^; ということで3人揃って駅前で自転車の準備。

武蔵五日市駅
武蔵五日市駅

 今回は秘密兵器があるのだ。借り物のCASIOのPRO TREK! こいつで今回は出発地点から何m上ったのかがわかるのさ。ふふふ。…と思ったけど説明書を忘れたー! これじゃただの時計じゃんかー!(バカ)

 8時10分。さて、いよいよツーリングの開始。まずは都道33号上野原五日市線を、檜原村役場の方へ向かって進む。このあたりはまだ一般道という感じで、可もなく不可もない、平和な道のまま。

 そして村役場を越え、T字路を左へ曲がると、徐々に上りが増えてくる。しかしまだ序の口。と思いつつ、道を進むに連れて、勾配は少しずつ増していくような感じで、すでに南郷−人里(へんぼり…と読むらしい)の間あたりから3人がばらけ始めてきてしまう。

 すでに統率が取れない状況にあったこと、ひとまずの目標である檜原都民の森まであと4〜5kmというところまできていたので、ここで各自のペースで進むことに…。

気も遠くなる傾斜

 とりあえず私は先に行かせてもらい、8割程度のペースで進む。勾配はまぁそれなりという感じ。もちろん楽ではないけれど、きつすぎるほどでもない感じ。これくらいなら何とかなるかな?

 と、気楽に進んでいると、数馬を過ぎたあたりから、勾配はさらにきつくなり、ギアはとっくにセンターローまで落ちてしまう。しかしなぜか今回はインナーを使いたくなかったので、そのギアのままでえっちらおっちらと走る。

 それにしても1kmが長い。勾配も10%9%が遠慮なく出てくる。そうして都民の森まであと3kmという位のところで、奥多摩周遊道路のゲートを越える。ここで目の前にまるでラルプ・デュエズのような激しいつづら折れが…。(>▽<)

 な、なんじゃこりゃあああ! いやぁぁぁぁぁ! やぁめてぇぇぇぇ!(>▽<)

 驚いている場合じゃない。さっさと上らねば。休憩場所はもうすぐだ! 愛車アマンダにムチを入れ(というか、正確にはムチを入れているのは自分自身に)、おりゃ〜と上り始める。見た感じ、つづら折れは長くはないようだ(上って切り返して上って上って切り返して都民の森…でした)。しかし勾配がきつい。ギアはセンターローのまま、ぎりぎりとペダルを踏む。息は上がりっぱなしだ。

夢の瀧
奥多摩周遊道路のゲートを越えてすぐの左側にある滝です。「夢の瀧」というらしいです。

 上っている途中でゼリー飲料を口にするが、飲み込んでいる間にも呼吸が追いつかなくて苦しい思いをする自分。何をやってるんだか。止まればいいものを、なぜか足をつく気になれず、半分むせかえりつつドーピング完了。力を振り絞って走る。するとようやく上りも若干緩やかに。あと1kmという標識を目にし、サイクルコンピュータで距離を確認する。

 あと少し、あと少し、はやる気持ちにギアも1段あがってしまう。

 そして10時28分、ようやく都民の森到着。少しして河Kさん、伯爵さんも到着。お疲れぇ〜。

最高速チャレンジしてみます

都民の森前にて。
都民の森前にて。このあと強風が吹き、アマンダがばったりと倒れました。(号泣)

 駐車場でしばらく休憩の後、奥にあるレストランで昼食。私と伯爵さんはカツカレー。河Kさんはカツ丼。

 概して、こういうところの食事はあんまり期待できないものなのだけど、カレーそのものは悪くなかった。しかしかみ切れないカツには参った。顎が疲れる〜。

ナイフで一口大に切らないと食えないカツカレー。
ナイフで一口大に切らないと食えないカツカレー。サラダ付きで1,000円也。

 昼食の後、頂上目指して再スタート。地図上ではもうあと目と鼻の先。ほんじゃあ! ってことでまたも先に行かせてもらいます。(^^;

 しばらく上ると、ようやく道は下りへ。さっさとギアをアウタートップへ放り込み、しばしの間のドーパミン出血大放出! 下る下る。もうそれこそ今までの鬱憤はらさせてもらいます! そんな気持ちでペダルを踏みまくる。途中、長めの直線に出たので、ここで最高速チャレンジ行きます!

 まれにみるケイデンスで、一気に速度が増す。気持ちよい〜。しかし道は、安全対策のためか溝が掘ってあり、かなり怖い。アマンダのタイヤは若干太めなのだけど、容赦なくハンドルを取られる。ひぃぃ。(これはチャリンコ事故誘発用のようだ)

 アッという間のダウンヒルを楽しみ、道は緩やかに。奥多摩湖が見えてきたのでペースを落とし、後ろが追いついてくるのを待つ。

絶景の奥多摩湖。
絶景の奥多摩湖。湖はグリーンが美しくてとても綺麗でした。

 見晴らしのいいところまで来たので、止まって待っていると二人が到着。ここで写真を撮ってしばし休憩。

はいチーズ。
はいチーズ。(小さくてすいません。左から私、河Kさん、伯爵さん)

アマンダ揃い踏み。
アマンダ揃い踏み。河Kさんのアマンダとツーショット。

平地と追い風で極楽極楽

 国道411号線に入る。これまでとは違って平地だし、風が凄く強いのだけど追い風だし…ということでペースがあがるあがる。しばらく行って、小河内ダムで再び休憩。屋内の土産物売り場で日に当たりつつ、気持ちはうつらうつら…。

 地図を見ると、距離的にはあと10kmくらい? ということで、早々に引き上げ。再び国道に戻り、一路奥多摩駅へ。

 ところが、10kmどころか走り初めて10分足らずで奥多摩駅に…。よくよく地図を見てみたら、縮尺を見誤っていたようでした。(爆) ということで、再び駅に隣接した軽食屋でお茶。

 電車の時間をちゃんと見ていなかったため、その後、輪行の準備にあわてふためきつつ、16時過ぎの新宿行き電車で帰途へ着いて本日は終了! お疲れさま〜。

奥多摩駅、駅舎。
奥多摩駅、駅舎。

走行距離 60.18km
走行時間 3h11m
平均速度 18.8km/h
最高速度 70.2km/h

終わって…

 このルートは私にはなかなか相性がいい感じだな〜と思いました。上りはそれなりにきついけれど、なにより上り甲斐があるし、達成感もある。道志みちに続き、なかなか当たりのコースでした。

 また近いウチに再チャレンジしてみたいです。


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