さて、今回新たに我が家のラインアップに加わったBROMPTON S2L。どんな自転車でしょうか。以下、紹介してみたいと思います。
今回はSシリーズといって、ハンドルがバーハンドルです。ウチにあるLや、現ラインアップにあるMはハンドルが「ひ」の形をしています。
今回Sシリーズにしたのは、Mよりももうちょっとスポーティーなポジションが欲しかったことと、やはり5段化することでの10段化(標準で2段変速なので、5段を入れれば10段となる)を睨んだこと、そして、イエローがこれしかなかったことがその理由です。
ハンドル形状が違うので、ステム部分の長さも異なっています。
さて、標準ではたったの2段ギア。どんな走りを見せてくれるでしょうか。
フロントのクランクは、標準の54Tから44Tへと変更しています。リアは12Tと16Tです。妻のL3は、F44T×R14Tに変えていますが、これで平地ならば実に快適に走れます。標準のS2Lは内装ギアを備えてはいませんので、歯数のみの単純な比較は出来ませんけれど…。
購入日当日は、時間の関係があって、購入店の店頭で試乗と、帰宅後にサドル調整をしてから家の周りを走った程度でしたが、それで感じたのは、
「なんだこの剛性感」
「すげー、よく止まる!」
「思った以上に走りが軽い」
の3点。44Tクランクの威力は絶大。かなりいい感じ。Highを普段使いで、軽い上りにはLowを使う感じ。
カタログ値で10.7kgの軽さも効いてるのかもしれません。これは、重くなってしまう10段化は悩むな〜。
それにしてもこの剛性感はなんですか。非常にカッチリしていて、L3にあるようなガチャガチャ感がまったく無い。これは本当にびっくり。自分の中で、BROMPTONと言えばL3が基準にあったから、これはもうまるで別物の自転車のようです。
そしてまたよく止まる。これもL3があまりに止まらない自転車だったのが、かえってそう感じさせるわけなのですが、ここまで軽い力で制動が得られるなら十分です。
走行感もとても軽いです。車体の軽さ、フレームの剛性感、そしてタイヤも効いているのかもしれません。タイヤはSCHWALBE KOJAKというスリックタイヤ。いや〜、まさかBROMPTONがスリックを履く日が来るなんてねぇ。
それにしても、2000年購入の、OEMのBROMPTONと、10年後のBROMPTON、大きな変更がないってのがまたびっくり。メインフレームは、細かな違いはあれども、ほとんど変わってないし、リア三角部分の形状も殆ど変わらない。だけれども、使い勝手は大きく変わってる。ここが凄いと思う。すごく難しいことだと思います。
テールランプは電池式です。ダイナモ式も嫌いじゃないですが、今の時代eneloopという力強い味方もいますし、もはや電池を使うリスクは無いと思っています。
外装2段ギアです。なんだか構造が複雑で、どうやって変速してんのかよくわかりません。(笑) パンクやタイヤ交換でホイール外すの大変だろなー。(ところが、内装ギアが無いことで、ホイール外しはめちゃめちゃ簡単に出来ます!)
スプロケット。12T/16Tの2枚。
ブレーキアーチ。デュアルピボットですね。非常に軽い握力でピタっと止まります。これは絶対にL3にもインストールしたいです。サイクルハウスしぶやさんのコメントでは、「恐らく2万円くらいで出来るのでは?」ってことでした。
フロントのマッドフラップ。大きくて効果が期待できます。Brooksだったかで革のマッドフラップが売ってますけど、そんなのつけたらかえって雨の日乗れませんよねぇ。(^_^;
リアのマッドフラップ。ダックテールと勝手に呼んでます。この小さな出っ張りだけで、雨の跳ね上げが体に飛んでこないようにしてくれます。
サイクルハウスしぶやさんオリジナルのホイール。黒を選びました。
バッグを取り付けるフロントアダプターブロック。これがBROMPTON最大の特徴と言ってもいいでしょう。ヘッドチューブにバッグを固定するため、ハンドルへの影響が限りなくゼロになるという優れもの。バッグもトータルに考えられているので、バッグを付けたまま折り畳め、さらにバッグの取っ手を持てばそのまま自転車ごと転がせるという、素晴らしいアイデア。
折り畳んだ際に、ここにハンドルから出ている出っ張りを挿し込んで固定します。L3に比べると針金が入ったりして、剛性感が上がっています。
純正のサドルです。先っぽの下側が波打ってますよね。これは、畳んだ際にサドルの先っぽを握ることで持ち上げられるようになっているのですが、その指あてです。機能美です。
Sタイプ専用のSバッグです。小さめに作られていて、ハンドルに干渉しないようになっています。容量が小さい分、サイドポケットや小物入れが増えており、Sタイプのオーナーならずとも手に入れたくなる一品です。
メインフレームです。折り畳みの特徴がよく出ているイラストがプリントされてます。面白いですね。
ということで、今後はツーレポや改造レポへと続けたいと思います。のんびりお待ちください。
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タイヤ周長一覧(実測値)
STRiDA LT (Primo Comet 16inch 1.35 HE 37-305) : 未計測
Raleigh RSW Special (Primo comet 20inch 1.35 HE 37-406) : 1450mm
BROMPTON S2L (SCHWALBE KOJAK 16inch 1 1/4 WO 32-349) : 1280mm
今のSバッグはサイドがアミアミになっているのですね。まさにこうなって欲しいというような改良ですわ。僕の持ってる初期型はケータイケースになってるのですが、小さすぎて使い勝手が悪くて。やばい、欲しくなってきた。
あれ、もしかしてCバッグでないっすか? 今のSはCっぽく改良されたのかな。
Cバッグではないです。Sバッグといって注文してますし、SタイプにはSバッグしか付かないはずなので。(SタイプにCバッグをつけるとレバーが干渉するはず)
なるほど、今のSがCっぽく改良されたのですね。
恐らくそうだと思います〜。